東北のお祭り、青森ねぶた祭に行ってきました
東北のお祭り
青森県に移住して3年目、移住する前にはあまり知らなかったのですが、東北には各県に個性豊かで伝統的な祭りがあります。全国区の有名なものから、地域の中で親しまれているローカルな祭りまで、様々な地域で文化として根付いて継承されています。
東日本大震災の後には、六魂祭として東北六県が力を合わせ1年ごとに各県を回る東北の魅力が凝縮された、復興のお祭りが開催されました。祭りを通して絆が強くなる、そんな不思議なパワーがあります。
私たちの住む十和田市にも、秋祭りがあります。全国的には無名の祭りだと思いますが、仙台や東京へ出ていった若い人がその日のために帰省するなど、十和田の人にとってはとても大切な祭りです。十和田の祭りはまた秋になるのを待つとして。
青森県の祭り
青森県内で有名なお祭りは4つ、青森市の青森ねぶた祭、弘前市の弘前ねぷた祭、五所川原市の五所川原立佞武多祭り、八戸市の八戸三社大祭。
各お祭りで山車も違えば、お囃子のリズムや掛け声も全然違うので、全く別のお祭りとして楽しめます。
そして、なぜかみんな8月の頭に5日程度の日程でお祭りが行われます。全部見てみたいのですが、仕事もあるし、、、なんだかんだで毎年1つに絞るのがやっとです。
実は移住初年度にも行きましたが、2歳になる息子がその時に撮った動画をみて、ねぶた祭を気に入ってしまい。半年以上も前から「らっせーら見たい」と口癖のように言っていました。そんな息子のリクエストに応えるかたちで、天気も良さそうな日を狙い、いざねぶた祭へ。
青森ねぶた祭
青森市は、十和田から八甲田の山を越え、車で1時間30分くらい。みちのく有料道路を使っても同じくらいの時間で行けます。
青森市には、従妹がいて会場まで歩いて30分程度。子どもの年も近いので、車を停めさせて頂き、一緒に見に行きました。
ねぶたの運行は青森駅前のアーケードのある商店街と、国道4号線を中心に円を描くように回っています。19時に始まり、2時間経つか各ねぶたがコースを一周したらお祭り終了です。
私たちの見た場所は県庁向かいの消防署の付近。子供たちは外に並べてある消防車や救急車、パトカーなどでテンションを上げています。そしてこの場所の良いところは、ねぶたの周回コースのコーナーにあるところです。TVの撮影が入ったりする場所でもあるので、山車を回転させたり大きく動いてくれるので、360度全方位的に堪能することができます。
この日は、子どもねぶたと大型ねぶたが一緒に運行する日でした。 幼稚園として参加しているチームもあり、小さい跳人の子供たちが参加している様子はとても微笑ましく見えました。
大型ねぶたは、企業が協賛しているので規模も大きく迫力があります。歴史上の人物を題材に、龍や鬼などもあしらい睨みを利かせた臨場感のある表情が特徴です。
従妹曰く、近年は跳人の数が減っているので、参加する人を集めるのも一苦労あるようです。 チームによってバラツキもありますが、お祭り終盤でも切れのあるジャンプで跳ねる姿を見るととても感動します。
天候
今回、祭りの時期と雨が重なるような天気模様となってしまいました。私たちは天気予報をこまめにチェックして晴れた日を目指しましたのですが、、、雨の日になると山車が濡れないようビニールを被せたり、見てる本人も傘をささなくてはいけなくなります。
写真・動画を撮る、屋台で買ったものを食べる、座って見る、小さい子供の抱っこ、、、などなど、傘で片手を奪われてしまうと、ただ見るという行為がとても大変になってしまいます。
車でさっと行ける方は、ぜひ晴れた日に。