日々の暮らしと建築と

知り合い0で十和田に移住した株式会社WAAの日々

街なかアートマルシェ

一般社団法人十和田奥入瀬観光機構さんのご依頼で設計させて頂いたテントブースを用いて2020年の秋に「街なかアートマルシェ」が開催されました。f:id:watabe-aa:20210310101816j:plain
今回のテントブースは十和田市現代美術館に来館された方を街なかまで誘導することを目的に、官庁街通りに最大10基のブースを設置する予定で製作したものになります。f:id:watabe-aa:20210310101856j:plain
ブースには市内在住の作家や農家、飲食関係者や学生と連携し、地域に根差した制作体験や飲食・特産品販売などの機能を持たせ、観光客の十和田市内での滞在時間延長や十和田のまちをより深く知って頂くキッカケに繋げる目的にて運営を予定しています。f:id:watabe-aa:20210310101922j:plain
ブースの骨組みは青森県産材の杉の製材を用い、軽いテント生地を掛けることで、地域性と設置や撤収の簡易性を確保しようと考えました。f:id:watabe-aa:20210310101938j:plain
カタチについては、官庁街という桜と松の並木道に設置されることを念頭に、強い幾何学よりも自然を意識したデザインとすることで景観にも配慮できないかと考えています。そこで、柔らかいテント生地を活用した3次元の自然なカーブを生み出すよう、左右で高さの異なるフレームをデザインしています。f:id:watabe-aa:20210310102000j:plain
左右の高さが異なることで、横に並べた際にも独特なリズムと一体感が生まれ、ブース1基としても、連なった状態としても見ていて楽しいカタチになれればと考えました。f:id:watabe-aa:20210310102019j:plain
先の「街なかアートマルシェ」というイベントは、官庁街ではありませんが、コロナ禍において利用者の感染予防を最優先する形で、官庁街に面する駒っこ広場を会場に開催されました。f:id:watabe-aa:20210310102100j:plain
各回で出店者の方を入れ替えながら、3週に渡って開催されました。f:id:watabe-aa:20210310102133j:plain
まずは地域の方々に楽しんで頂き、コロナが落ち着いてきたころには、官庁街へと展開し多くの観光客の方々にも利用して頂ければと思います。f:id:watabe-aa:20210310102626j:plain