五戸にあるセンスが光る家具屋「laula」
五戸町
私たちの暮らしている十和田市の南に隣接する五戸町。
五戸町役場の発行している「五戸の暮らし」というライフスタイルブックによると、人口は17000人程度(平成30年)の小さな町です。街は坂や田畑に囲われ、どこかホッとする落ち着く街です。
街中にある五戸町図書館は、木でできた天井高の高い落ち着いた雰囲気で、とても気持ちが良いです。
秋になると、十和田の友人マイケルも主催者として関わっている5nohe music festivalや、倉石牛肉まつりなどが開催され、とても賑わっています。
style clothing laula
「ラウラ」と読みます。お店は、十和田市内から車で20分ほど。
店主の三浦さんと、建具職人だったお父様と二人で切り盛りしています。道路に面した半分くらいのスペースは、木製の家具や雑貨の展示兼販売スペースとなっていて、奥には工房と倉庫、ステキなお庭があります。
三浦さんは、休日になると家族とサーフィンに出かけるなど、仕事だけに追われるでなく、自分や家族との時間も大切に考えています。
仕事の仕方やこだわりについてはご自身の信念をもっており、お邪魔すると話が尽きず気が付くとすぐに時間が経ってしまいます。時にはモノづくりの方針で共感を得られないと、仕事としてはお断りすることもあるとか。同じくデザインや人々の環境づくりを通して仕事をしている私たちも、共感できる点が多くあります。
人とのつながりを大切に小さな共感の輪を広げながら、自分とお客さんが納得のいく仕事をしています。
建物のリノベーション
タイトルにて家具屋と記載しましたが、三浦さんの仕事の幅は広く、内装改修なども行っています。
八戸市の小中野にあるsaule branche shinchoもその1つ。もともと旅館だった場所をカフェとギャラリースペースにコンバージョンしたプロジェクトです。昔の地名でもあるシンチョウを屋号に残し、遊郭として栄えていた時の活気を取り戻せればとの思いでオープンしています。
店長のタクさんも気さくで、ご自身でも音楽をやっている関係から、各界のミュージシャンを招いたライブも定期的に行ってます。
リノベーション業務は、ほかにも五戸町でカフェや先のsoule brancheと同じく小中野のカフェ、お花屋さんなど、三浦さんの手が空くのを待っているお客さんが多くいるようです。
どんなに仕事が増えても、人を雇ったり会社を大きくしようとは考えないようです。身の丈に合った規模の仕事を自分の目の行き届く範囲で行う。土日はお店を開けて訪れる方と語り合う。天気の良いには波に乗る。こんな当たり前の暮らしが当たり前であり続けることをこよなく愛しているようです。
お客さんは待たせちゃうんだけど。。。と気にしているような気にしていないような(笑)
家具と額を購入
近い知人を招いて毎年行われる展示会にお邪魔し、図面ケースと写真や絵などを飾る額を購入しました。
図面ケースは私たちが普段よく使うA3サイズの紙がゆとりをもって入るよう、展示品より寸法を調整してもらい、新たに製作していただきました。
これで私たちの事務所の雰囲気も良くなります。センスのある家具に囲まれていると気持ちよく働け、提案にも良い方向で繋がるかもしれません(笑)
laulaさんでは、お店にある家具をそのまま買うこともできますが、オーダーで希望のサイズに合わせたオリジナルの家具を作ってもらうこともできます。
三浦さんがリノベーションなどのお仕事で不在の場合もありますが、お近くにお越しの際にはぜひ中を覗いてみて下さい。きっと三浦さんの人柄と手仕事に惚れてしまうと思います。
style clothing laula
道の向かいに、数台の駐車スペースもあります。