日々の暮らしと建築と

知り合い0で十和田に移住した株式会社WAAの日々

日本三大霊場の恐山は、ちょっとこの世離れした不思議な世界

日本最大霊場

比叡山高野山、今回訪れた恐山を指して日本三大霊山(第二義)と呼ばれたり、白山と立山と恐山を指して日本三大霊場と呼ぶようです。

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恐山は青森県の中でも下北半島と呼ばれる部分に位置する活火山です。十和田からは車で2時間半程度。野辺地から横浜町までは、今は無料で利用できる下北半島縦貫道路(バイパス)を使います。そのうちむつ市まで繋がるようです。

 

むつ市内から、恐山へ向かう恐山街道というクネクネした山道を行きますが、その時点でかなり雰囲気があります。うっそうとした木々に囲まれところどころに点在する地蔵。気温も街中からは3℃ほど下がるでしょうか。

 

宇曽利山湖(うそりさんこ)の湖畔にある菩提寺

宇曽利山湖が見えると、菩提寺まではすぐです。広めの駐車場に車を停めると、あたりは硫黄の匂いが充満しています。入山料として500円払い、総門の中へ。

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菩提寺を抜け、地蔵殿にて参拝しました。

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地獄巡りと極楽浜

ここからはパンフレットに従い地獄巡りをしました。

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敷地内を散策すると、いたるところに石が積み上げられています。死者の魂を慰める意味合いがあるようです。

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アップダウンを繰り返し、荒々しい白い岩肌に囲まれるこの風景はとても異様で、さながら地獄のような雰囲気です。

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途中、所々で水が湧き出て湖まで流れています。

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順路なりに進むと宇曽利山湖が見えてきます。

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近くでは白濁した湧き水などがあるのですが、宇曽利山湖は白い砂浜と透き通った透明な湖とで、とてもきれいです。

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この透明な水は、火山ガスが水に溶け込んで酸性値が高いことによるようです。

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先ほどまでの地獄のような風景から一変、白い砂浜とキレイな水の極楽のような風景へ変わるとても印象的な散策路です。

 

最後、歩いているとブツブツと音が聞こえ、周りを見渡してみるとちょうど湧き水でできた川の下から火山ガスが出てきていました。

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一部ではパワースポットとも呼ばれているようです。行って元気になれるような雰囲気では無いような気もしますが、、、

地獄と極楽、生と死を感じることができる不思議な体験でした。

 

恐山

住所:青森県むつ市田名部字宇曽利山3-2

開山期間:5月1日~10月末日

開門時間:6:00~18:00