夜の森で発光するキノコ「ツキヨタケ」の観察(南八甲田)
暗い森の中で、緑色に光るキノコの群れ
八甲田の自然では、このような神秘的な景色に出会うことができます。
と言っても、、、肉眼ではボンヤリと白く見える程度です。
カメラを使って長時間露光した際に、このような緑色に光って見えます。
ツキヨタケは、ブナなどの枯れ木に群生します。
枯れ木と言ってもキノコが成長するための栄養も必要で、枯れてから1~5年程度の木に生えるケースが多いようです。
また、成長のためには日光も必要で、深い森の中というよりは、車道や林道沿いなど、程よく日が当たる場所にて多く発生するようです。
発光のピークはかさが十分に開いて2~3日程度とのこと。
晩夏から秋にかけての季節の変わり目にだけ見られるキノコです。
撮影の際には全てのライトを消して、露光が終わるまではジッと待機。
この季節の八甲田には熊もいるので、危険と隣り合わせとなってしまうため、撮影に向かう際には複数人での行動がお勧めです。
また、この緑色を見ると食べたくなくなるような気もしますが、一応毒キノコです。
似たような食用キノコもあるので、食べないように気を付けてください。