日々の暮らしと建築と

知り合い0で十和田に移住した株式会社WAAの日々

佐井村の仏ヶ浦:津軽海峡の波と風がつくった神秘的な造形美

下北半島津軽海峡に面する最西端

仏ヶ浦は下北半島佐井村にあります。十和田からは、ほぼノンストップで走り続けて3時間程度。最寄りの駐車場までのラスト30分はひたすら急カーブの連続した道を進むので、運転していても若干酔いぎみに。。。

 

また、最寄りの駐車場からも少々過酷です。

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砂利道の坂を下り、木道や階段などを下ること15分(標高差にして100mほど)、ようやく海辺に到着します。

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行きは目的もあるので気持ちは楽ですが、、、

 

今回は津軽海峡に沈む夕日を見たく、日没後まで粘って写真を撮っていたので帰りは真っ暗。。。携帯の灯を手に帰りましたが、周りに誰もいなく怖かったので急ぎ足、、、で帰りたいのですが坂が辛くて汗だくの息切れ状態で帰路につきました。

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帰りはゆっくり上れば30分くらいかかるかもしれないので、その点も考慮してお出かけしましょう(笑)

 

日の入後の遅い時間は無いと思いますが、天候や波の状況によっては観光遊覧船に乗っての仏ヶ浦観光もできます。下北半島の佐井港や脇野沢から、または津軽半島蟹田からも船が出ているので、体力に自信のない方はこちらも検討ください。

 

大自然の織り成す造形美

まずは、車で5分ほど北にある展望台より観察。展望台と言っても数段上るだけのちょっとした木デッキです。ただ、ちょうど景勝地が良く見える場所を木々が避けるようにして生えているので、良い感じに見えます。

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いざ、仏ヶ浦の最寄り駐車場へ来てみると、こんな秘境でも車が15台ほど停まっていて一安心。ここへの道中、脇野沢を超えるとほとんど車と出会わなかったので多少不安でした。

 

浜辺はちょうど干潮に近い時間で、スニーカーで行ったものの歩いて色々と散策できました。危ない危ない。。。

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満潮でも船着場の桟橋があるので、そこは歩けますが、行動範囲はかなり限定されてしまうと思います。

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今度行く時は潮の満ち引きも念頭に向かおうと思います。

 

浜辺は、若干の砂浜と白緑色の凝灰岩で構成されています。凝灰岩は表面がザラザラで滑り止め効果もあるので、多少濡れていても苔の少ない部分を歩けば結構安定して歩けました。ただ、表面は小さな凸凹が無数にあるので、注意して歩かないと転んでしまう可能性もあります。

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へこんだ部分には水が溜まっていてカニも休んでます。

 

夕日のオレンジと凝灰岩の青緑がつくる不思議な色味 

雲が多少はありましたが、日の入の時間帯はオレンジの強い光が凝灰岩を強く照らし、岩の青緑色と合わさって不思議な色味を帯びていました。

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浜辺にはトイレ小屋もあります。トイレ前の浜は砂利浜となっていて、足元には大小さまざまな石と流れ着いたプラスチック系のゴミが沢山ありますが、、、そちらの浜からの景色も良いものでした。

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最後は帰りの坂登の途中にある東屋からの一枚。早く車に戻りたかったのですが、疲れ果て休憩がてらにシャッターを切りました。

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青森県内に住んでも中々行かないであろう秘境の地、せっかくだからと無理をしましたが、とても素晴らしい風景に出会えて満足でした。

次回は冬にも行ってみたいです。

 

仏ヶ浦

住所:青森県下北郡佐井村長後縫道石地内